恋バナがわからない世界で生きる
突然全くジャニーズに関係ない話題で申し訳ない。
でも、心に湧いて出てしまい、珍しく一人で抱えきれなくなったから此処で吐露させてください。
『恋バナって楽しいですか?』
これだけ聞けば独り身女の唯のやっかみなんだけど。
いや、結局そうなのかもしれないけどちょっとだけ聞いてほしい。
昔から、恋バナが苦手だった。
特に現在進行系のやつ。
昔のならばいくらでも話せるのに、今してる恋については話したくなくて。
「◯◯ちゃんの好きな人こっち見てるよ。」
とか
「そんなのひどい!大事にされてないよ!」
とか。
正直に言う。
「お前は一体誰なんだ。」
好きな人が私のことを見てるのを見て、何故お前が嬉しそうなんだ。
私が受けたことに対してどうしてお前が酷いと嘆くんだ。
極めつけは、コレ。
「もうヤったの?」
もうね、本当にね、
どーーーでもよくない!?
私がキスしようが手をつなごうがヤろうが、
どうでもよくない!?
お前はそれを聞いてどうしたいの?
キュンキュンするの?
人の性生活聞いて?
って、気分が押し寄せて、心の中で少女漫画を読んでいただけなのに、
急にステージに立たされて、自分の現状を発表しろと言われてるような気になる。
しかも、観客の表情が見えない中。
ただね、私が言いたいのは「恋バナする奴馬鹿野郎」じゃなくてね、
それにのれない「自分馬鹿野郎」なんです。
友達は親身になってくれてるだけなのに、
その親身さを理解できないから「話のネタにされてる」としか思えない自分が嫌だ。
友達が経験則で偉そうに気持ちを投影してくるように感じる自分が嫌だ。
自分の恋バナをどんな気持ちで聞かれてるか、わからないから。
わたしの中での小さな思いを、
好奇の目に晒すようで嫌だと思ってしまう自分が、本当は嫌なんです。
あけすけに、ありのままの自分を曝け出して、その好奇の目すら「愛されてる」と感じられるようになりたい。
女子のほとんどが抱くであろう共有して得られる多幸感を味わいたいだけなのに、卑屈でプライドの高い自分が邪魔をして。
こんなこと言って
「あいつ真面目で面白くない」とか
「案外繊細だからあの子の前では恋愛関係の話はタブーね」
とか言われたくないから、
何となく誤魔化しながら、これからも頑張って恋バナしていく。
ただ、この気持ちはどうしようもなくなっちゃったから。
どこかで共感してくれる子と共鳴できたらいい。
でもやっぱり、傷付いちゃうから。
人の恋路を笑う奴も馬に蹴られて死んじまえ。